Archive for August 22nd, 2004

久々のリード製作

Sunday, August 22nd, 2004

H君からガウジング処理されたカマボコ型ケーンを金曜日に貰ったので、土曜08-21はリード造りに勤しむ。実に久しぶりだ。永山はグッドマンの「トイレ個展」のための準備。こういう「珍しいこと」をやり始めると、お互いに無視し合うことが難しく、どうも干渉し合ってしまうのだ。だめだなぁ。

オーボエのリード削りは、「現役の学生」の時からそうだったが、そもそも得意な方ではなかった。だから、敬遠しがちなのだが、今回はそんな悠長なことは言っていられない。河合拓始さんとのライヴが目前の9/5(日)に迫っているからだ。オーボエとイングリッシュ・ホルン(アングレ)だけを使っての即興だ。

アングレのリードは、オーボエに比べると遥かに作製成功率が高い。リードが一回り大きいので、まず取り回しが楽だ。少し大雑把でもplayableで、それなりの音も出せるからだ。しかし、一回り大きいアングレのリードを作ることで、オーボエのリードの「あるべき形」というのが、頭で前より具体的に描けるようになった。アタマで描き出せないものは、いくらナイフを振るっても削り出すことはできない。すべて偶然になってしまう。

それで、まず最初に、随分前から作りかけになっていたアングレのリードを完成させるところから始めた。程なく完成すると、その勢いで水に浸けていたオーボエのリードを5本一気にチューブに巻き付けて、リードを削ることを始めたのだった。

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この週末は、森達也氏のオウム真理教を内部取材したドキュメンタリー映画「A」「A2」の2本を見た。ケーブルの日本映画専門チャンネルで録り溜めていたものだ。この間の8.15集会の講演者のひとりとして出演した森氏の話を聞いて、俄然見たくなったのだ。驚嘆の連続。驚きの嘆息。(ところで、1作目の「A」に朴保さんの「峠」が使われていたことは、どの程度知られているのだろう。これも驚きだ。)

あ、それはそうと、ついにビデオ化されたらしい。(森達也氏の公式サイト)

http://www.jdox.com/mori_t/