Archive for January 4th, 2005

During these new year days

Tuesday, January 4th, 2005

この正月休みにあったこと。

忙しければなおさら書けない、という典型的状況...と思いきや、大したこともせずに時が過ぎ去ってしまった。やったことと言えば、iDVDやらToast 6を試験運用してDV映像の「取り込み」とそれの「DVD化」がうまくいくかどうかの「気の長い」「気の遠くなる」ような作業とbaby-sittingである。そうしたことの合間に、以下のようなことがあった。

年末に観たビデオ作品。

『昭和残侠伝3 一匹狼』監:佐伯清(3作目ということもあるのか、これまでのテンションから言うとやや緩い。高倉と池部良の出会いにもあまり緊迫感がない。)

『日本侠客伝4 血斗神田祭り』監:マキノ雅弘(野際陽子が登場し、かわいい女を演じるのが珍しい。)

『総長賭博』監:山下耕作(仁侠映画の中でも「博徒」だけを中心に、ヤクザ一家の分裂と「兄弟」間の不条理を描ききる異色の作品。)

1/1(土)

実家へ。夕方6時頃到着。姉夫婦と下の甥っ子の3人と合流。甥の長男は高校生で、こういうところにはいよいよ顔を出さなくなった。それにしても、久しぶりの姉弟・親子一緒の夕食。父の撮った写真のスライドショー鑑賞をテレビで。もちろん花ばかりの画像。持って帰るために、いくつかの画像を持ってきていたPBG4に取り込む。一緒に持参していたAirMac Expressを父の家庭内LANに接続して実験すると、そのままネットをワイヤレスで「間借り」できることがわかった。これは便利。

1/2(日)

一泊して翌日午後に帰宅。仁侠映画をビデオで観る。

『緋牡丹博徒3 花札勝負』監:加藤泰 名作。

『昭和残侠伝4 血染の唐獅子』監:マキノ雅弘

1/3(月)

午後から神田川沿いを浜田山の天満宮まで歩く。ビデオ撮影。MさんとCさんの二人と浜田山の珈琲館で待ち合わせ。浜田山駅踏切近くの酒屋・伊勢屋で日本酒(牧水)を仕入れ、四人で我が家へ。燗を付け、おおいに飲み、食べ、よる9時頃まで楽しむ。自分は断酒解禁を謳歌する。

「マルクスを再読する」を巡り、話に花が咲く。さすがに酔ったが、本書の結論、「市民社会そのものの否定」に対して、むしろ「その緩やかな解体」と「ダメージ最小限化」のための処方箋として、ボクは「減価する貨幣が有効」という持論に結びつける。Cさんの「減価する貨幣」への批判(そのような貨幣は誰かがババを引く、あるいは時の権力が黙っていない論)は、予想できたものであるし、気持ちはわかるが、反論可能だと考えている。むしろ、現代社会を支える「プラス金利」を生む貨幣こそ、世の中に「ババを引く」人々をこしらえるのだ。だが、そこへどのように話を持っていくのか、というのは酔った頭ではうまく説明ができず、フラストレーションを感じる。酔った頭でも理路整然と持論を展開できるだけの理論強化が必要と実感。

1/4(火)

正月休み最終日。あっという間に終わってしまった休暇。買い物に出ようと思ったが、夕方近くになって久我山まで散歩がてら夕食の買い出しをすることでお茶を濁す。目当ては自家解体をしている鶏肉屋である。価格はスーパーより安いのに遥かに質のいいものがある。

久我山の駅は、駅ビルを造っているようで雑然としている。完成すれば、「急行の停まる駅」にふさわしい、線路の両側から踏切を渡らずに出られる構造になるのだろう。ピーコックの品揃えはさすがにスーパーが一つしかない富士見ヶ丘のSEIYUよりは全然マトモである。街にスーパーが一つしかないのは寡占市場になるので問題なのである。その点、久我山には競争の原理が働いている。