6. 緋牡丹博徒 (1968)
監督:山下耕作
高倉健 タカクラケン(藤川宗次)
村田英雄 ムラタヒデオ(和田島義雄)
内田朝雄 ウチダアサオ(半田仙造)
里見浩太朗 サトミコウタロウ(半田邦夫)
長門裕之 ナガトヒロユキ(寅松)
大友柳太朗 オオトモリュウタロウ(新沢)
南田洋子 ミナミダヨウコ(千代)
八千草薫 ヤチグサカオル(おしん)
五月みどり サツキミドリ(照駒)
九州の博徒矢野組の一人娘竜子は、堅気の男との結婚をひかえて父に死なれた。矢野が闇討ちを受けたのだ。竜子は一家を解散し、矢野の死体のそばに落ちていた財布を手がかりに犯人を探そうと旅に出た。小太刀の免許を持ち、博奕にも優れた腕を持つ竜子は全国津々浦々の賭場を流れ歩くうち、五年の歳月が過ぎていた。明治十八年の晩春、岩国のある賭場ですでに“緋牡丹のお竜”の異名をとっていた竜子が胴師のイカサマを見破ったことから、いざこざが起り、竜子は旅の博徒片桐に助けられた。