「与党」の地滑り的な大勝利

民主が「自民党支持層」も吸収

Jimin News

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安倍の「陽動」作戦は成功した。

彼は「最悪の宰相であった」という、いかにも「誰にも分かりやすい」、「誰もが反論しがたい」レッテルを背負って、だが(誰にも、は分かりにくいだろう)“本当”の役割をしっかりと果たし、歴史に名を残すだろう。

ぞっとする話だが、「与党」が100を超える議席を盗った地滑り的な大勝利である。

本物の《野党》は今や15議席を残すのみとなった。

自民党が負けて、いよいよ「与党が野に下る」と理解した人々は皆、愛でたい。お愛でとう!


今回与党になったかに見える民主党だが、その中身が問題である。

一体誰が彼らの「中身」をきちんとチェックしたのであろうか?

民主党のどこがそれほどに非自民党的だというのか?

二大政党制についてはずっと疑問を提示してきた(“二大政党制”などには騙されない)が、いよいよその最悪のシナリオへの準備が整ったと言うべきだろう。民主党という「与党」と自由民主党という「与党」が交互に悪い法律を作ってわれわれを柵の中に囲い込んでいく、という集団自滅への最後の局面に入ったのが2007の参議院議員選挙だったと、後の歴史はこの日のことを思い出すであろう。

良さそうなことの裏には最悪の事態が用意されているというのが、われわれの得た教訓だからだ。私はこれからどんな最悪なことが民主党政権(あるいは民主・自民による交互政権)によって実現されても驚かない。何故なら彼らが自由民主党と大した違いがないことは明らかだからだ。それは彼らを支持する基盤自体が、自由民主党を支えるメンタリティと大した違いがないことを知っているから。

今回民主党に喜んで投票して、希望が叶ったと思っている人々が、どのように裏切りを体験するのか、それが心配である。いや、心配もしていない。彼らは自分たちの思い通りにならない民主党を批判してまた与党についての評論家に早変わりするだろうから。

(“民主”党は自由“民主”党という名前にすっかり含有されてしまっているのは、実に象徴的なことである。)

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