「減量ログ」というカテゴリを作った(単なる自慢)

「最低半年の断酒!」を親しい知り合いのほとんどの方々に高らかに宣言して、早2ヶ月(もとい、まだ2ヶ月)。この「期間限定断酒」とほぼ同時に始めたのが減量であった。だが、他人の減量の話など、たぶん誰も有り難がりはしない。しかし、「5週間で5キロ、7週間でほぼ7キロ痩せた」と言えば、くるっと振り返って「え、どうやって?」と訊かれるのである、けっこうね。

しかし、ここまで旨くやってきたことが、今後もそのまま続くことを意味しない。このペースであと77週間減量を続けると体重はゼロになるし(笑)。

結婚して3年、僕の体重は「順調に」増えつつあって、このジョークが暗に示すように、7週間前の僕の体重は「相当に立派なもの」に達していた。駅のプラットフォームに駆け上がるときに息切れはするし、ここ1年以内では、ひどい足の捻挫もしていた。

さて、減量のペースだが、おそらく驚くには当たらないのである。ものすごく太った人が、ただしい減量を実行すれば、ものすごく速いスピードで痩せることは想像しやすいだろう。つまり、「5週間で5キロ」とは言ったが、一体、総体重何キロに対する「5キロ」なのか、が大切なのである。体重が多すぎる人は、ある意味、目方上では痩せるのも簡単だと思う。だから、私の体重のほぼ半分しかない連れ合いが、もし仮にダイエットに挑戦したとして、「5週間で5キロ」のペースで痩せていったらおそらくヤバイのである。私の半分の体重の人間は、「5週間に2.5キロ、7週間でほぼ3.5キロ痩せた」でも良いわけである。

そして、いま痩せつつある自分も、総体重そのものが減っているわけだから、昨日より今日、今日より明日、と痩せるペースが遅くなっていかなければならない。1週間に1キロなどというペースを維持できるはずがない。理想の体重に近付くほど、減量のペースは落ちても可笑しくはない。

だが、なにより、「何をやって減量したのか」というのがミソなのである。そして、ダイエットに関心のある皆さんの聞きたいところであろう。


答は、「特に何もしない」である。今までと同じく3度の食事はしているし、間食にチョコレートも食べる。やっていることは、「今までより少なく食べる」。これだけである。とにかく、食べ過ぎているから太る。食べ過ぎの部分をなくせば、必要な体重に落ちていくのである。「食べてないのにぜんぜん痩せない」はウソである。食べていなければ絶対に痩せる。食べているからその体重を維持しているのである。

...などと、偉そうに言っている自分も、連れ合いが図書館から借りてきた「ある本」が、そのように言っていたのを読んだのがきっかけなのだ。その本がたまたま私の「論理的性向」にピッタリ合っていて、ポーンと心に響いたからである。「食べるから太る」「食べなければ痩せる」。それだけのことが本に書いてある。つまり、小学校の算数を理解するレベルなのである。(詳しくはenteeまで)

肝臓に付いた脂肪だけをとることはできない。身体全体から脂肪を減らさなければ肝臓のもとれないという。酒量を落とすのも大事だが、今回体重そのものをある程度落とすことができたのが、実はとても嬉しいのである。

だいたい、プラットフォームに駆け上がるのも楽だし、入らなくなってすでに久しいズボン*が、穿けるのである。(おっと、あと5キロは痩せたいので、ここで気を緩めてはいけないのである。)

[* ズボンと言ってナニが悪い?]

3 Responses to “「減量ログ」というカテゴリを作った(単なる自慢)”

  1. 石川初 Says:

    僕は現在の住居に引っ越して、通勤のために毎日、往復30分、自転車で急坂を上り下りするようになったら、数週間で6キロ痩せました(全体重の約10%に相当)。あまりのことに、港区の保健センターに検査に行ってしまった。病気かと思って。その後は、数キロの反発があって、あとは維持中。

  2. entee Says:

    数週間で6キロ痩せたのは、それまで保っていたのが「石川さんの標準体重だった」ということ。それに対して、急激な運動増によって「摂取カロリーより消費カロリーが一時的に上回ってしまった」ために起きた。それは異常でも何でもなくて、身体のまったく正常な反応だった。だが、やがて、その増えた運動量を補うようなカロリー摂取の増大があったか、あるいは、同じカロリー摂取でも効率的に燃焼するような体質に体が徐々に調整されていったために、必要な標準体重に戻っていったという話だと思います。だからそれはいわゆるダイエットによる一過性の体重減と、その後に元の体重に戻ってしまう(あるいは元の体重より増えてしまう)という、いわゆるリバウンドとも違うと思います。

    つまり、運動をしていてもしていなくても、保たれるべき石川さんの標準体重に維持されているだけのことで、そもそも「太っていなかった」と言うことなのだと思います。しかも、増えた体重は、自転車で鍛えられた筋肉である可能性があるので、よいことづくめでしょう。(どうです。分かりやすいでしょ。)

  3. 石川初 Says:

    「現実は往々にして身も蓋もない」ということを学ぶ効能という意味で役には立つような。

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