Day 4

結局、朝の4時まで起きていて、今度はパーティションを解除して初期状態に戻した。今回は、最初から明らかに不要と思われるプリンタドライバのいくつかや世界言語のフォントなどを除外するなどして、すべて再インストールした。Classic環境の方はまったく初期状態を復元。これから必要なのは、LAN上でPowerBook G3 (PBG3)とつなぎ、過去のファイルの主なものをすべて新しいマシンに移植すること。対象は主にテキストベースのファイルになるが。

しかしこうして作業をしてみると、「現実にどうしてきたか」ということとは別個に、自分が「何をMacに期待してきたのか」とあらためて考えることになる。すると、それはハードディスクレコーディングやMIDI Sequenceなどの音楽編集作業へのフルスケールの適用、そしてCD作製やレーベル印刷、ジャケット制作など、音楽制作に派生して出てくるDTP作業などであって、テキストベースのファイルを編集したり、ネットとつなげたりということは、やれて当たり前だと思っていたフシがあるのがわかった。

つまり、つないだりメールを書いたりというのは「しゃべる」みたいなもので、「それ自体が目的ではあり得ない」と考えていた(る)のである。「しゃべる」にしても、何かのためにしゃべるのであって、何か制作に関わることのためのコミュニケーションとして考えていた、と言うことである。つまり「通信」のためにパソコンを使うというのでは十分でない、といういわば「確固たる信念」であった。

しかし、自分でウェブを開設したり、言葉を発信したりすることをPBG3で始めたあたりから、何かが変質した。つまり、音楽を作るということだけでなく、「しゃべる」こと自体の面白さと奥行きの深さを再発見したということである。

結果として、PBG3で主に行っていたことは、ウェブ構築であり、日々の言葉の編集やライヴ情報のアップロードと言うことになった。そして、ずいぶんネットというvirtual system上で本やCDといったreal-lifeの買い物もした。だからと言うわけではないが、そうした「日常的」目的のためにPBG3は、使い倒された感があったわけだ。

その点、今回のPBG4の「買い足し」は、自分が夢見たパソコンが本来担うべきcutting edgeな使い方に引き戻すきっかけになりそうで期待している。中途半端なperipheralで満足せずに、周辺機器も含めての全体的なアップグレードである。しかも現実的な大きさと重さは本来mobile machineが持っているべきレベルにさらにぐっと近付きつつある。ここで、こうしてある種の宣言することで自分をさらにそしてに追い込んでいる。(それにしても先立つのは○である。実にパソコン業界はうまくできている。)

Mobile環境を完成させるためにAir H”を稼動可能にする。これが「Day 4」の目標。もうこうなると単なるシュミでしかない。(そうなんだよ、Macはね、とどのつまりが、シュミなんだよ。)

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