手紙

Aquikhonneさま

(おっ。新しいメールソフトからメール書いてきてるじゃん! やったね。)

あたらしいOSに切り替えるときは、いろいろな不便があります。私もどうしようか実はとほーに暮れています。前のバージョンのソフトでしかできないことも無数にあるので、私の場合も影響は甚大です。まったくアップルも「おつ」なことをやってくれます。こうやってパソコン会社だけは新規需要を自ら造りだし、利益を確保していくのです。マイナーなOSバージョンのアップデートの場合、古いソフトも新しいOS上で「走らせる」ことができるのが普通ですが、今回の9から10への以降は、ほとんどのソフトを置いてきぼりにする過酷なものです。プラットフォーム(基礎)自体のプログラム形式の変更なので、「古いソフトが全然走らせられない」のです。他にも色々理由はあるけど、これが主たる理由でボクも長いことOS 9で頑張ってきたんですね。でも、さすがにもう時間切れです。世の中がどんどん新しい方に切り替わっていく。世の中で追従するのはいやなことはたくさんあるけど、こればかりはもう追従します。禁断のリンゴ(アップル)をかじってしまったからです。これで私が機種を変えるくらいだから、相当の人が新しいパソコンとソフトに再投資することになっていると想像できます。う〜む。

だから、どうせやるなら再投資に相応しい「大変革」で、しかも切り替えで生じる不便を相殺するくらいのメリットがないとやる意味がないことは確かです。そんなこともあり、「超便利」にしないと気が済まないので、正直、ファイナンシャル的にはちょっと無理をしている自覚もあります(まったくあきれるね)。ただ、中途半端な変革は却って不便が残るので、今回は、思い切って新しいアップルの戦略に「がばー」っと、乗ってみることにしたのです。

さて、Aquikhonneさんのメールのことですが、「送信済み」のアイテムが今のままでは出てこないことは知っています。受信ファイルが新しいメールソフトの方に出てきているのは、遠くにあるネットサービス(リンククラブ)のメールサーバにまだAquikhonneさんのメールが残っているからです。それを昨夜全部パソコン内に読み込んできたから、画面上に表示されているわけです。でもAquikhonneさん送った方のメールは、仕組み上、自分のメールサーバに残らないので、あそこに出てこないわけです。ただ、旧いメールの内容は、Aquikhonneさんのパソコン内にはあるので、まったく参照できないわけではありません。ただ、技術的に、今回の新しいメールソフトに読み込んでくることができるのかどうかは、いまのところ即答できません。できたらいいと思いますが、ちょっといろいろ研究する必要があります。だからちょっと待っていて下さい。

今日Aquikhonneさんが見ているメールソフトは、今まで使っていたものと「見た目」だけが変わったのではなく、OS10用の「まったく別のソフト」なのです。意味は分かりますか?

 

これもちょっとボクの研究が必要なことなのですが、新しいOS 10上にOS 9を上から載せて、「画面上に表示してみせる」という機能があるらしいです。OSの二層構造です。これは、新しいOSに切り替えても、古いファイルやソフトを使う必要があるひとがまだ世の中に沢山いるので、アップルが苦肉の策で作った機能です。これで表示された画面は、「クラシック環境」と呼ばれるものらしいです。つまり、時代は変わったけど、「古典」的な画面を表示してみせられるわけです。「大きな扉(OS 10)」に付いた「小さな窓」から、昔の自分(OS 9)を覗き見るみたいな、いわば「退行催眠型パソコン」機能もあるわけです(笑)。

あ、この書き方って初心者向けパソコン雑誌のライターみたいだね。こういう「作家」なら、今とあまり変わらないからゴメン被りたいけど、Aquikhonneさんのためなら書くのは楽しいです。

とんちんかん

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.