「われわれの社会」に関する当たり前のような再認識(その3)

■ クルマの交通事故で800弱の人が毎月亡くなっているらしい。単純計算で福知山線の事故の8倍くらいが、毎月クルマによって殺されている。年間の交通事故死亡者の数が8000人(そのうちの犠牲者のほとんどが小学校3年生くらいまでの児童、及び65歳以上のお年寄り)だとすると、月平均がそれくらいになる。しかもその数は事故後24時間以内に死亡した数であり、その後の死亡者の数を入れるともっと多くなる。だが、「小出し」に起こる自動車事故では自動車産業やそのクルマを運転する人間の人柄やその人たちの生い立ちなどが問われることも名前が出ることもない。

新聞の1面で毎日自動車事故の死亡者の「ボディカウント」とかやると、運転者はもっと緊張して「人をはねる側」にいることに自覚的になるんじゃないだろうか。

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